以下の通り、第508回獣医学科セミナーを開催します。
多数ご参集くださいますようお願いいたします。
第508回獣医学科セミナー<Faculty seminar>
【開催日】 6月25日(火)
VENUE】 A31 LECTURE ROOM, 3RD FLOOR OF BUILDING A
Time】 17:00~
【演 者】 土岐 朋義 先生(獣医伝染病学研究室)
【タイトル】猫伝染性腹膜炎の診断・治療法開発
Summary
猫伝染性腹膜炎(feline infectious peritonitis: FIP)は猫コロナウイルス(Feline coronavirus; FCoV)感染により引き起こされる致死的なウイルス性炎症性疾患である。長年にわたりFIPに対する有効な治療法は存在せず、FIPは非常に予後の悪い疾患であった。しかし、近年FCoVに対して増殖抑制効果を示す抗ウイルス薬を用いた治療法がFIP治療に有効であることが実証された。現在はこれらの抗ウイルス薬を用いたFIP治療が動物病院でも行われており、FIPは治療可能な疾患になりつつある。この新たな治療法の登場に伴い、FIPの診断の重要性は一層増している。今回の獣医学科セミナーではFIP診断法開発を中心に現在進行中のFIPの診断・治療法開発研究について紹介したい。